薬袋善郎

更新日:2008/01/04 カテゴリー:講師の評価

駿台予備校で長年教えていた有名講師。著書も多数。だが、はっきり言って説明は下手すぎる。一言で言えば「非常に簡単なことをクドクドと冗長に説明し、かえってわかりにくくしている」ということになる。

彼の著書である「思考力をみがく 英文精読講義」(研究社)を読めばそれがわかる。たとえばLesson14の説明。クジラの構文を機械的に使うと誤訳となってしまう問題をチョイスしていることは評価できる。しかし、その説明がいただけない。長々と、冗長な説明を施し、きわめてシンプルに説明できることをかえってわかりにくくしてしまっている。ほんとにこれで駿台で長年教えていた有名講師なのだろうか。

伊藤和夫にしろ、薬袋善郎にしろ、駿台の講師は、シンプルに説明すればわかるところをまわりくどく、難しい言葉を使って説明する。この人たちの書いた本を読まされる受験生が気の毒だ、というのが偽らざる感想である。